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​エンジニアリング事業部 Engineering Division

私たちは、世間一般では「ビル空調屋」と呼ばれています。大規模商業施設やオフィスビルを始め、諸官庁舎、プラント施設、娯楽施設に至るまでの様々なビルの空気調和設備を提供しています。

具体的には、総合設備会社さんや空調機器メーカーさんから依頼を受け、熱負荷計算、元設計及び実施工図面の作成、施工業者さんの選定、施工管理、実施工の全部または一部を担当します。

商品価値 = 機能(商品) ÷ コスト(費用)

私たちの設計コンセプトはズバリ、価値工学に於けるバリューエンジニアリング(費用対効果)にあります。

お客様に安心と高品質をお届けするために、私たちは費用対効果を追及します。

この商品価値をより高める事がお客様への一番の奉仕と弊社は考えます。お客様が何を望まれているかを最優先課題とし、綿密な計算と検討により費用対効果が最も期待される設計提案と、実施工の提供に使命感を燃やしています。


安かろう悪かろうなど論外。業界にありがちな過剰設備や積算金額の不透明感を払拭する事も含め設計内容のメリット及びデメリットをお客様にしっかりと説明し、相互理解の上でベストな着地点を一緒に探して参りたいと考えます。

手抜き工事や過剰設備は何故起こるの?

手抜き工事、過剰設備。ともによく耳にする言葉です。これらはお客様には決して関って頂きたくない事象です。にも関らず、毎年多くの方が悔しい思いをされているのも事実です。では何故これらが発生してしまうのか? 

「設計会社と施工会社が異なる為に起こる不幸な事象。」弊社はこう感じています。

設計会社は、設計責任のリスクを軽減する目的で、設備設計の計算値に安全率を含めるが通例です。この安全率が高くなればなる程、設計会社の責任リスクは低くなるものの、お客様の予算が圧迫されてしまいます。この設計会社の責任回避こそが過剰設備の正体です。

一方、施工会社は、施工責任を果たす為に必要以上の資材・工法を選択する傾向が多々あります。

この必要以上が大きくなればなる程コストが重み、お客様の予算を圧迫してしまいます。もっと怖いのが、多重下請等により実施工会社の予算が限られている場合に、自社利潤の為に資材・工法に於いて、できる限り安価なモノを選択しようとします。施工業者の知識不足から、時に、この選択が設計会社の意図する最下限を下回ることがあります。これが手抜き工事の正体です。

一部の悪意を持った業者の場合は論外ですが、上記の様に、設計会社と施工会社それぞれの事情が極端に偏った時に、起こり得る事象であると弊社は考えています。

施工レベルの知識を有さない設計会社と、基本知識を有さない施工会社。この二者が不幸にも組み合わされた物件で、比較的よく見られる事象のように感じています。

どうすれば手抜き工事や過剰設備を防げるの?

簡単です!安全率を過大に取らない設計会社と十分な専門知識を有する施工業者に依頼しましょう。

まず、設計会社には疑問をドンドンぶつけて下さい。聞いても分からないからと諦めているお客様が多いのですが、分り易く説明できない設計会社は安心できませんのでお忘れなく。

 

次に、施工会社には保有資格の提示を求めて下さい。お恥ずかしい話ですが、我々建設業界には、いわゆる無免許運転をしているモグリ業者が蔓延っているのが現実なんです。

お客様に安心と高品質を届けるために

お客様を、手抜き工事や過剰設備から守るために、弊社は約束します。

1)有資格者本人による設計提案

お客様に設計提案を差し上げる際に、弊社社員の中より監理技術者・管工事施工管理技士いずれかの資格を有する者を専任し計画・設計に臨み、お客様に対しては有資格者本人から計画の概要・設計容量の計算根拠等をご理解頂けるまで説明差し上げます。

巷の設備業者の多くが設計施工を営業品目として挙げながらも、実際には施工だけの対応が精一杯で設計できない・図面が書けない・計算の仕方が分らない・そもそも資格自体すら持っていない状態にも関わらず、施工経験と勘を頼りに提案している場面をよく見かけます。

弊社では、現代の多様化した設備設計に対応できる製図ソフト計算ソフトを駆使し、お客様のご要望に対する提案計画のメリット・デメリットを含め、計画を実現する予想コストまでを、有資格者本人が具体的に表現・提案差し上げます。

2)実施工案と実行予算案の提出

お客様に設計提案を差し上げるに際し、弊社では実施工図レベルの設計図面を作成のうえ、弊社にて施工させて頂く場合の金額(実行予算案)まで積算した資料を添付します。これは実現不可能なプランニングの提案を避けるためにも、また実現コストをより正確に把握して頂くためにも必要不可欠な事と考えるからです。勿論これらの費用は無料です。

実際の現場では、設計図通りの施工が全く不可能な場面に直面する事が多々あります。これは設計者の怠慢なのです。そもそも設計図を基に契約金額が決まる場合がほとんどで設計図からの大幅な変更はトラブルの元でしかありません。代替案がすぐ見つかれば良いのですが、場合によっては手抜き工事発生の引き金にもなりかねません。綿密な調査と打合せ、実施工にほぼ対応するレベルまでの詳細な設計図面の作成という作業は、弊社にとって決して軽い負担ではありませんが、無用なトラブルや積算ミスを防ぐためにも欠かせない作業と考えた結果なのです。

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